アイアンマン世界選手権 Women(ハワイ)のプロ出場者リストが発表 / テイラー・ニブのフルディスタンス初挑戦なるか

IM 世界選手権

来月10月14日にハワイ島カイルア・コナでアイアンマン世界選手権 Women が実施される。
9月10日にフランスのニースで行われた世界選手権・男子レースに続く大会は、アイアンマン史上初めて女子と男子のレース開催地が別となったワールドチャンピオンシップでもある。そのプロ(女子)出場者リストが発表された。(画像をタップするとフルサイズで見られます)

アナウンスされたのは55名。その中で注目を集めているのがテイラー・ニブ(写真下)出場の可能性だ。

ディフェンディング・チャンピオンを差し置いての最初の紹介は恐縮だが、アイアンマン70.3世界選手権を連覇(2022年2023年/どちらも圧勝)しているニブは、その実績から今回のリストが発表される前にすでにハワイの出場権を獲得しており、10月の動向が注目されていた。

今年5月に行われた ワールドトライアスロン・チャンピオンシップシリーズ横浜 では、ショートディスタンスにこだわることなくあらゆる可能性にチャレンジしたい、といった意向を示しており実際、8月にはパリ五輪テストイベント(オリンピック出場権を獲得)を挟むかたちで、ミドルレース2大会(アイアンマン70.3世界選手権を含む)に出場&優勝している。

一方で今年のアイアンマン・ハワイでは彼女の母親がエイジで出場する予定で、ニブ自身もカイルア・コナに行くことが決まっているという。

これらを勘案して、主催者のリリースでは「彼女がアイアンマンのフルディスタンスデビューに向け、スタートラインに立つことを指している」と発表している。

また、ニブは8月末の70.3世界選手権のあと、9月24日にスペイン(ポンテベドラ)で行われたワールドトライアスロン世界選手権ファイナルには出場しておらず、以上からも出場の現実性は高まっている状況と見ることもできる。
現時点では、これらを受けての本人のコメントや動向は公になっていないが、近々公表されることだろう。
もし彼女がハワイに出場するとなると、昨年男子のクリスティアン・ブルンメンフェルトのように、レースの中心的存在のひとりとしてフォーカスされることは間違いない。

ほか、今回の優勝候補も含めた注目選手をピックアップしよう。

【チェルシー・ソダーロ(アメリカ)】

本来なら筆頭に挙げるべきである昨年優勝のチェルシー・ソダーロ。
今シーズン前半は今一つ調子に乗り切れなかったが、8月19日の PTOアジアン・オープン(3位)で復調の兆しを見せ、コンディションを上げている状況に。今年ロング2戦目となるハワイで昨年の再現を目指す。

【ルーシー・チャールズバークレー(イギリス)】

昨年のアイアンマン・ハワイ 2位。シーズン前半の深刻な故障を克服しての表彰台獲得は称賛に値し、今年は大会出場ペースを抑えた状況(これまでミドル3レースのみ)で大一番に挑む。
ハワイではスイムコースのレコードホルダーであり、今年もスタートからレースをリードするだろう。

【アンネ・ハウク(ドイツ)】

2019年ハワイ優勝。昨年と2022年(セントジョージ)、2018年の世界選手権3位と常に上位に食い込んでくるハウクは、得意のランニングでの粘りがカギを握るか。
現在PTOランキング3位。今年出場5レースは優勝3回、2位2回と抜群の安定感を誇る。

【ダニエラ・リフ(スイス)】

アイアンマン世界選手権5回制覇。こちらも優勝候補の頭に挙げなければならないリフは、6月のチャレンジ・ロートで8時間08分21秒のフルディスタンス世界記録をマーク。
突出したパフォーマンスを印象づけるも、8月の70.3世界選手権(フィンランド)では9位に甘んじ今年は好不調の波が如実に出る傾向に。
しかし、現在はすでにハワイ入りしてトレーニングの仕上げに入っているようで、再び今年6月のような圧勝劇を演じても何ら不思議はない。

【カット・マシューズ(イギリス/写真中央)】

昨年10月のアイアンマン・ハワイのレース直前、バイクトレーニング中の事故で大ケガを負うという不運に遭遇。その後半年間、不屈の精神によるリハビリを経て今年4月の アイアンマン・テキサス で見事優勝し、復活を遂げたマシューズ。
2022年のハワイは首にコルセットを巻いた姿でレース応援していたが、今回初となるハワイ世界選手権出場は期待しかないだろう。

ほか下記が全エントリー・リストとなる。

【女子プロ出場者リスト】

BIB LAST  FIRST COUNTRY
Sodaro Chelsea USA   
Charles-Barclay Lucy GBR   
Haug Anne DEU   
Ryf Daniela CHE   
Knibb Taylor USA 
Philipp Laura DEU 
Norden Lisa SWE   
Langridge Fenella GBR 
Crowley Sarah AUS   
10 Moench Skye USA   
11 Siddall Laura GBR 
12 Matthews Kat GBR 
14 True Sarah USA   
15 Frades Gurutze ESP   
16 Simpson Kylie AUS   
17 Wilms Lotte NLD   
18 Astle Ruth GBR   
19 Visser Els NLD   
20 Robertson Jodie USA   
21 Oliveira Pamela BRA   
22 Zilinskas Rachel USA   
23 Lane Chloe AUS 
24 McCauley Jocelyn USA   
25 Stage Nielsen Maja DNK   
26 Lewis Danielle USA   
27 Clarke Rebecca NZL   
28 Chura Haley USA 
29 Thoes Svenja DEU 
30 Kahlefeldt Radka CZE 
31 Bleymehl Daniela DEU   
32 Riveros Barbara CHL 
33 Slater Penny AUS 
34 Cheetham Susie USA   
35 Brandon Lauren USA   
36 Jerzyk Agnieszka POL 
37 Zimmermann Laura DEU 
38 Jansen Laura DEU 
39 Berry Hannah NZL   
40 Collonge Jeanne FRA   
41 Annett Jen CAN   
42 McQuaid Melanie CAN   
43 Konczalla Leonie DEU   
44 Moriarty Fiona IRL   
45 Svensk Sara SWE   
46 Gillespie-Jones Kate AUS 
47 Mathieux Justine FRA 
48 Watt Alex USA   
49 Thomas Sarah AUS 
50 Borges de Andrade Mariana BRA   
51 Hughes Hilary IRL   
52 Brown Laura AUS   
53 Dahan Carla FRA 
54 Genet Manon FRA   
55 Vesterby Michelle DNK   

>> アイアンマン世界選手権ハワイ&ニース の特集ページ ※リンク

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