また注目レースを制したブルンメンフェルト。2021シーズンを締めくくる “CLASH DAYTONA” が開催

クラッシュ・デイトナ。2000年前半にドイツ南部、ロートで誕生した「チャレンジ・ロート」が発祥となり、ミドル〜ロングディスタンスの種目を中心としたトライアスロン大会として、世界各国でネットワークを広げている “チャレンジ・ファミリー” のシリーズ・イベントのひとつで、アメリカ・フロリダ州にて12月に行われるレースだ。
前回までは “チャレンジ・デイトナ” として開催。昨年は世界中のメジャーレースがコロナウィルスの影響で中止になる中、男女プロの優勝者それぞれに約1,100万円、総額1億1,500万円という破格の賞金を用意して大きな注目を集めていた。
今年は、その相当賞金を8月に実施された コリンズ・カップ に譲ったかたちで、大会名も一新され開催されている。
ちなみに、2022年3月には同じフロリダで、シリーズレースとなる「クラッシュ・マイアミ」が予定されているとのこと。

舞台となるのはデイトナ・インターナショナル・スピードウェイ。
カーレースで有名なオーバルコースをメイン会場として3種目を実施。レースウィークとなる12月3日(金)から5日(日)の間、キッズトライアスロンに始まり、5kmのラン&ウォーク、スプリントトライアスロン(S800m+B20km+R5km)、スプリントデュアスロン(R1.6km+B20km+R5km)、ミドルトライアスロン(S1.9km+B90km+R21km)、ミドルデュアスロン(R5km+B90km+R21km)と一般種目がラインアップ。
まさにトライアスロンの祭典で、メインとなるプロカテゴリーのトライアスロンは12月4日に実施、距離はスイム2km+バイク80km+ラン18kmのレースとなる。

注目はアイアンマンでも注目されている豪華な出場アスリートたちだった。
男子は何といってもクリスティアン・ブルンメンフェルト(ノルウェー/写真下)だ。彼は2週間前にメキシコのリゾート地で行われたアイアンマン・コスメルで7時間21分12秒のアイアンマンのレーコードタイムをマークして優勝。そのまま舞台を約800km北東へ移し、3時間8分31秒という、これも圧倒的なパフォーマンスを披露して優勝している。

女子は9月に実施されたアイアンマン70.3世界選手権で9位に入っているアメリカのジャッキー・へリング(写真下)が、ルーシー・ホール(イギリス/写真最下)を抑えてトップでフィニッシュ。タイムは3時間32分49秒だった。

このクラッシュ・デイトナは先述のコリンズ・カップを主催する組織、PTO(Professional Triathletes Organization)の関連大会であり、各国のトップアスリートからも注目されているイベント。もちろん、PTOが主催するプロランキング・ポイントの対象大会だ。
この2021年ランキングは12月末で確定し、男女ランキング1位に与えられる賞金1,100万円(総額で2億2,000万円)の行方にも注目が集まるところ。

世界のトライアスロン・シーンは新しい価値観の創出や、次世代イベントの誕生による影響も受けながら、2022シーズンに向けて激しく動き始めている。

【注目記事】
ブルンメンフェルトが利用する最先端ウエアラブル・センサー/次世代トレーニング・アイテムに注目

関連記事一覧

過去の記事ランキング

  1. 1

    トライアスリートのためのツール・ド・フランス特集2020 速攻TTバイクリポート

  2. 2

    国内大会からまたハワイへの道が開かれる日が!2023年日本でアイアンマン開催実現に期待しよう!

  3. 3

    フェルトの新型トライアスロンバイク 2022年の注目モデルをチェック

  4. 4

    世界のアイアンマン・2021シーズンの今

  5. 5

    九十九里トライアスロン2021【動画リポート】

  6. 6

    最速TTバイク/五輪を制した “サーヴェロ・P5” を検証する

  7. 7

    ブルンメンフェルトの強さ&速さの秘密とは?【前篇】/宮塚英也のトライアスロン“EYE” 〜トライアスロン・トレーニングの鉄則〜

  8. 8

    クリスティアン・ブルンメンフェルト アイアンマン・7時間21分12秒の衝撃 / 世界記録を更新

  9. 9

    ブルンメンフェルトが利用する最先端ウエアラブル・センサー “CORE” 次世代トレーニング・アイテムに注目

  10. 10

    ツール・ド・フランス2021特集 注目の新興TTバイク① KTM/TEAM TT

おすすめ記事 過去の記事
  1. ツール・ド・フランス2021特集 バイクシェア1位。キャニオンの新モデルに注目 <キャニオン/エアロードCFR Disc>

  2. 【コリンズ・カップ】レースフォト・ダイジェスト②

  3. 〜 IMセントジョージ・大会レポート② 〜 トライアスリートの肖像

  4. 【コリンズ・カップ特集】五輪メダリスト5名 vs. アイアンマン世界選手権覇者4名 vs. 70.3世界選手権チャンプ3名 / 規格外の “コリンズ・カップ 2022” が開催

  5. トライアスリートのためのTDF【TTバイク編②】 ヴィンゲゴー VS ポガチャル / 雌雄を決する高次元のファストTTバイク

  6. ツール・ド・フランス2021特集 トライアスリートはログリッチの足まわりに注目せよ <サーヴェロ/S5 Disc>

  7. トライアスリートのためのTDF【TTバイク編③】 ジャイアント・TRINITY ADVANCED PRO TT / ブルンメンフェルトがアイアンマンレコードを叩き出したファストバイク

  8. IMセントジョージ特集 / 注目選手&決戦バイク③ 〜ダニエラ・リフ & フェルト・IA 2.0 編〜

  9. IMセントジョージ特集 / 注目選手&決戦バイク② 〜セバスチャン・キーンレ & スコット・PLASMA 6 編〜

  10. IMセントジョージ特集 / 宮塚英也のトライアスロン“EYE” 『今週末のアイアンマン世界選手権の注目点はここだ』

  1. 【動画】チーム&クラブ訪問/Team BRAVE 編(兵庫)

  2. 東京五輪のコロナ対策でフォーカスすべき “Bubble (バブル)” とは?

  3. 躍進するシマノ。今年のツール・ド・フランスにも注目

  4. グスタフ・イデンとアシュリー・ジェントルがツアー開幕戦を勝利 / PTOカナディアン・オープンが開催

  5. ツール・ド・フランス2021特集 レースを支える応援者は“もうひとりの主役”

  6. 新しい地平を開くコリンズ・カップ。賞金総額1億6千万円のレースが開催

  7. ツール・ド・フランス 2021に見る東京五輪を走るバイク③ 〜アレックス・イー編〜

  8. 自転車大国フランスではトライアスロンももちろん人気

  9. 2023年のアイアンマン・ハワイも2日開催に。シリーズ全17大会で女性スロットを拡充

  10. コリンズ・カップはトライアスロンの新たな歴史を刻んだか?

TOP