2022年PTO世界ランキングが確定 / 総額2億6,000万円の賞金をトッププロたちが獲得

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Professional Triathletes Organization(PTO)が主催する2022シーズンの世界ランキングが確定した。
PTOはプロ・トライアスリートのランキング化事業やレース開催などを通じ、トライアスロン・コミュニティのさらなる発展を目的としてイギリスで設立された機関。イベントでは8月にスロバキアで実施されている コリンズ・カップ を代表とする PTO ツアー などが挙げられる。

昨年8月にスロバキア・シャモリンで開催されたコリンズ・カップ。PTO世界ランキングをベースに、各国から選りすぐられた男女36名のアスリートがハイレベルな争いを披露した

PTOランキングとは、出場レースでの選手の結果を集計化したもので、対象となるのは世界で行われる51.5kmを超えるノンドラフティングのエリートカテゴリー・レース。
まず、それぞれの出場プロ選手がマークした記録に対し、PTOが独自に設定した算出方法でリザルトをポイント化。これは出場したレースのレベルが高いほど、得られるポイントも高くなるよう配分されている。
そして過去1年(1〜12月)のうちで、獲得ポイントの高い上位3レースの合計平均値によって、個人の順位を決定づけるというものだ。

端的にいうと、各選手がマークしたタイムを偏差値化し、それをランキング化したと説明すれば分かりやすいだろうか。
主催者のことばを借りると、「ノンドラフティングのトライアスロン・イベントに参加する世界最高のアスリートを決定するためのシステム。プロのライセンスを保持し、PTOプロフェッショナルのメンバーであるアスリートなら誰でもランキングの資格がある」とのこと。 

このPTOランキングが世界で注目を集めているのは、画期的なシステムの確立とあわせて、年度の世界ランカーに与えられる賞金がある。
男女それぞれに総額100万ドル(1億3,000万円)ずつ。合計200万ドルが毎シーズン用意されることとなっており、男女ランキング1位に各10万ドル、2位に9万ドル、3位8万ドルと配分され、20位に1万ドル。さらには21〜50位に5,000ドル、51〜100位には一律2,000ドルが支払われる手厚さをみせる。
世界のプロトライアスリートから注目されるのは必然ともいえるだろう。

その2022シーズンの、栄えあるランキング1位の座に輝いたのが男子はクリスティアン・ブルンメンフェルト(ノルウェー)、女子はアンネ・ハウク(ドイツ/写真上)だ。

ブルメンフェルトのポイント平均は、アイアンマン世界選手権/ハワイ(3位:128.26 ポイント)、アイアンマン世界選手権/セントジョージ (1位:114.98 ポイント)、アイアンマン70.3 世界選手権(1位:113.14 ポイント/写真下)を対照にしたもの。 ※標準偏差値を100ポイントとして。

ハウクのスコアには、7月の チャレンジ・ロス(1位:131.41 ポイント/写真下)、アイアンマン世界選手権/ハワイ(3位:110.20 ポイント)、そしてセントジョージでのアイアンマン世界選手権 (3位:109.56 ポイント)での 3 位が含まれている。

ほかの上位ランカーの対象レースを見ても、アイアンマンをはじめとする多様な世界主要イベントでのリザルトが対象となっている。
つまり、今のPTOランキングはノンドラフティングのレースで活躍した2022年の “顔” となるプロアスリートを決める制度といえるだろう。

新たなタレントを発掘する舞台の創出
「私たちPTOの使命は非常にシンプルです。それはトライアスロンというスポーツのさらなる発展とメジャー化に寄与すること。それによりトライアスロン・コミュニティの価値をより向上させ、プロだけでなくトライアスロンに参加するすべての人々に刺激を与え続けることです」と謳う同機関のCEO、サム・レノーフ氏。
そのポリシーに基づいたかたちでPTOはイベントも主催している。

その代表となるのが先述のコリンズ・カップ。
2回目の開催となった2022年大会では、その豪華な選手ラインアップの共演とあわせて、新たな価値観を創出する舞台としての成長も印象づけた。
それは新たな世界的トッププロの輩出だ。

たとえば2022年のアイアンマン・ハワイ女子を征したチェルシー・ソダーロ(アメリカ/写真上)。彼女は、世界選抜レースであるコリンズ・カップに2年連続でチームUSの代表選手として出場し、経験値を積み上げてきている。
また同じく昨年ハワイで男子2位に入り、まわりを驚かせたであろうサム・レイドロー(フランス)も2022コリンズ・カップでチーム・ユーロのメンバーだった。

新興機関であるPTOの理念に基づき立ち上がったイベント、PTOツアーは昨年3レース行われたが、2023シーズンはアジア大会も含めた全5戦が予定されており、そのネットワークは確実に広がりつつある。
>> 2023 PTOツアーのシリーズ概要

これらのシステム、そして舞台は今年もロング&ミドルを中心とした世界のトッププロの注目を集め、新たな価値観を創出していくに違いない。

【PTO世界ランキング2022・男子】 >> 詳細ランキング ※タップ

【PTO世界ランキング2022・女子】 >> 詳細ランキング ※タップ

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