【Challenge Roth 特集】世界最大のトライアスロン大会エキスポ。チャンレンジ・ロート発信のアイテムをチェック ②

チャレンジ・ロート

来年、7月7日に開催される大会のオンラインエントリーが僅か40秒で締め切られたというチャレンジ・ロート(ドイツ)は、大会規模もさることながらエキスポも圧巻だ。
出展数は100を超え「世界最大」と主催者が謳う “Challenge Roth EXPO” の注目プロダクツ特集第2弾をお届けるする。(写真をタップするとフルサイズで見られます)

【CUBE】

ドイツの南東部、チェコとの国境近くに位置する街で設立された CUBE(キューブ)。ルーシー・チャールズ – バークレーなどが数多くのタイトルをもたし、トライアスロンバイク・メーカーとしての存在感もまた際立ってきている。
エキスポのブースでは、そのチャールズ – バークレーのポップも展示され賑わいを見せていた。

トライアスロンのハイエンドモデルとなる「AERIUM(エアリウム) C:68X SLT」の最大のポイントは同社開発の 68X カーボンと命名された素材で組み上げられたフレームだ(写真右上)。これは6種類のカーボン素材をベースに、網目のように組み上げ成形することにより、強度と軽さという相反する性能バランスを高い次元で具現化しているという。
デザイン幅も広くとれ、そのメリットも活かし、斬新かつ機能的にまとまったレイアウトに仕上げられている。

(写真左)ヘッドチューブまわりは縦長&大判デザイン。風の流れを考慮したホールも独創的だ。(写真右)リアまわりも走行時の清流効果を意識した形状でデザインされている

実はキューブのバイクは、現在行われているツール・ド・フランスに出場しているチーム「アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ(ベルギーのチーム)」が使用しており、同じ 68Xカーボンで仕上げられたバイクでレースに参戦している。(写真下)


ツールの通常ステージでは基本、エアロロードの「LITENING AERO(ライトニングエアロ)C:68X SLT」が投入されており山岳ステージも含めたオールラウンド性を発揮している。 

フレームデザインは近年のエアロロードの潮流に沿った洗練されたもので、走行時に前から風を受けるダウンチューブの前面は、抵抗を軽減するため細幅にシェイプ。後部は軽量化を狙って大胆に平面カットされた特徴的なレイアウト。
トライアスロンでも注目されているエアロロードの中にあって、空気抵抗値削減、強度、高さのバランスがトップレベルのバイクとして注目しておきたいところだ。

(写真左)ロードモデルのトップチューブにもトライアスロンバイクと同じ『68X』の素材表記が。(写真右)エアロ効果を狙ったシェイプと、軽量化のための大胆なカットデザインが印象的

ちなみに AERIUM にはタイムトライアルバイクの「C:68TT」もアイアンアップしており、今年のツール後半のタイムトライアルではその最速モデルが登場してくることになる。(写真は2021年TDFのときのもの)

【サーパス】
クリスティアン・ブルンメンフェルトなどが使用するノルウェーのスポーツアパレルメーカー「TRIMTEX」。クロスカントリーやロゲイニングなど、幅広いアウトドアースポーツのウエアを展開しているが、同社がトライアスロン専用ブランドとして、新たに立ち上げたメーカーが『サーパス』だ。

デザインを見るとフロントのベンチレーション調節(ジップの上げ下げ)時の快適性や、着圧性など細かいところまで機能を意識したつくりが目立つ。

さらには、肩まわり装備されたドット型のパーツ。これは “タービュレーター機能” と名付られ、バイクライド時に肩に受ける風を利用して抵抗の削減を狙ったものだ。

そう、昨年アイアンマンなどでブルンメンフェルトが着ていたウエアと同じデザインとなっている。メーカは今後エイジはもちろん、さらにエリートレースにも注力していくという。

【パーソナル・フィニッシャーウエア】

自身の完走タイムをプリントしてくれるフィニッシャーウエア・サービスはほかでもやっているのだろうが、ロート大会の人気度は圧倒的で、撮影時にはサンプルがすでになくなっていたので商品ボード紹介でご勘弁を。
すごいのは今年の完走者だけでなく、過去フィニッシュした人にも対応しているところ。毎年変わるデザインに、自身の記録を入れてコレクションしている人もいるようだ。そういった細かい選手目線サービスが人気大会の一因なのだろう。

(写真左)今年のフィニッシュタイム・プリントのイメージ。(写真右)ロート大会がスタートした2002年から2023年まですべての完走者に対応している

【アイスバイン】

欧州発のリカバリー機器。アイス(冷やす/英語)バイン(脚/ドイツ語)の名のとおり、トレーニングの下半身をクーリングダウンして疲労回復に効果もたらす装備だ。
「冷やすのに使うのは2リットルの水だけ。氷は使いません。水をサーキュレーターで冷やしながらウエア内を循環させ、トレーニング後に熱をもった筋肉を効率よく冷やせます。リラックス効果も得られ、より早いリカバーに寄与するでしょう」とメーカー担当者。
ちなみにお値段は現地で999ユーロ(約15万5,000円)とのこと。

写真右にある装置が水を指定の温度に冷やしてウエアに送り込み、循環させる

【AG1 】

75 種類のビタミン、ミネラル、自然食品由来の栄養素が、スプーン1杯と水250mlで理想の1 日分量を摂取できるというグルテンフリー・ニュートリション。
セバスチャン・キーンレが日々のコンディショニングに愛用していることでも有名で、ブースの横には彼のポップも飾られていた。   

食品や飲料水に関する安全性や品質を示す世界基準の「NSF(National Sanitation Foundation/国立公衆衛生財団))」認証を受けており、クリーンな原料栄養使用でヨーロッパではアスリート向けにも人気があるという。

【多くのトッププロと交流できる】

エキスポ期間中には、トップ選手をサポートしいるメーカーなどがさまざまなイベントを催していて、トークショーやサイン会なども実施。彼らたちとの距離感が近いのもロート大会の特徴のひとつといえる。

ローラ・フィリップと記念撮影するファンの顔も自然とほころぶ

>> チャレンジ・ロート EXPO リポート第1弾はこちら ※リンク

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