6月25日にドイツ・ロート市で行われるロングディスタンスのビッグレース、チャンレジ・ロートのプロ選手の会見が行われた。
登場したのは、女子はチェルシー・ソダーロ(アメリカ・写真上/2022アイアンマン世界選手権優勝)、ダニエラ・リフ(スイス/アイアンマン世界選手権5勝)、アンネ・ハウク(ドイツ/2022チャレンジ・ロート優勝、2019アイアンマン世界選手権優勝)、ローラ・フィリップ(ドイツ/アイアンマン女子・世界レコードタイム保持者)など。
男子は、サム・レイドロー(フランス/2022アイアンマン世界選手権2位、PTO世界ランク4位)、マグナス・ディトレフ(デンマーク/2022チャレンジ・ロート優勝、PTO世界ランク3位)、パトリック・ランゲ(ドイツ/アイアンマン世界選手権2勝、2022チャレンジ・ロート2位)、セバスチャン・キーンレ(ドイツ・写真上/2014年アイアンマン世界選手権優勝)などのトップランカーたちだ。
会見では、出場者それぞれがレースの抱負や目標などを答えていた中、特に印象的だったのが全選手が、このロート大会に対してのリスペクトと大きな期待の念を抱いているということだった。
昨年、初出場での優勝を果たしたマグナス・ディトレフ(写真上)は、「今まで、これほど多くの観客をレースで見たことがなかった。この世のもののトライアスロンとは思えない興奮を覚えましたね」と衝撃を受けたことを語り、ダニエラ・リフ(写真下)は、「トライアスロン界において、ロート大会の歴史は最も価値のあるもの。それは出場者として感じたことです」と、このレースに戻ってきた理由を述べている。
昨年女子優勝のアンネ・ハウク(写真下)は、「すべてにおいてレースの雰囲気は最上で、私の力を100%引き出してくれる大会なのです」と、やはり特別してしているようだった。
合計参加者5,000人超のロングディスタンス大会、そして決して大きくはない規模のロートの街に、25万人の応援者が詰めかける大会は、エイジはもちろん、トッププロたちにも間違いなく大きな吸引力を発してる。
その一端が垣間見れる会見でもあった。
少し突っ込んだ話しをしよう。
このロート大会が行われる6月25日、同じヨーロッパの地ではアイアンマン・ニースが実施される。周知のとおり、ニースでは9月にほぼ同じレースレイアウトでアイアンマン世界選手権が初開催されることになっており、特にロングの男子選手には気になる存在だったはず。
そんな中でも彼らがこのレースをチョイスした事実は、いかにロート大会の存在感が際立っているかという証左ともとれるだろう。
この会見後も多数のTVクルー、メディアが注目選手たちのインタビューに時間を費やし、イベント自体はなかなか終わりの見えない流れにもなっていた。
TRIATHLON LIFE も 昨年優勝の マグナス・ディトレフ の動画コメントをキャッチできたので、下記のカンファレンスのダイジェストを含めたムービーもご覧いただきたい。(↓会見模様&インタビューの動画)