トライアスリートのためのツール・ド・フランス2022【TTバイク紹介編】のトップバッターは、クリス・フルームを擁するイスラエル・プルミエテックが導入する、ファクターの新型TTバイクだ。
モデル名はHANZO(ハンゾー)。昨年からチーム契約しているフルームと共同開発したというモデルは、前モデルの SLICK より高次元のエアロ性能を獲得しているという。
イスラエル・プルミエテックの選手の多くが、セラミックスピード社の新型エアロ・プーリを早々に導入している
リアエンドまわりの扁平率がさらに向上。剛性や空気の整流効果を上げることにも貢献
こちらは先代TTモデルとなる SLICK。リアエンドまわりのデザインの違いも見て取れる
ちなみにファクターのTTバイクは、前週に行われた皆生トライアスロンに、6年ぶりに出場した谷新吾選手が決戦バイクとして使用。実際のところ、SLICKの完成車仕様を見てみても、フレーム形状やハンドルアタッチメントを含めたデザインなど、細部にトライアスロン色を感じられるメーカーともいえるだろう。
レース前のアイスベストは必須
レース日の天候は晴天。気温はどんどん上昇中し、その対策としてライダーたちはアイスベスト(写真下)を着てウォーミングアップしていた。どのチームにとっても必須アイテムといえるだろう。