“アスレティック・ブルーイング”。アスリートのためのノンアルコール・ビール / スポーツ・ノンアルビアーの全盛時代の到来か?

プロダクト

アイアンマンのシリーズレースもハイシーズンを迎えている中、ちょっとオシャレなノンアル・ビールをご紹介。
ATHLETIC BREWING(アスレティック・ブルーイング )。メリカ・サインディエゴにも醸造所をもつノンアルコール・クラフトビールメーカーだ。
アイアンマン・シリーズのグローバルパートナーでもあり、特にアメリカ地区では 70.3オーシャサイド大会(写真下)やレークプラシッド大会などレースの冠スポンサーにもなっていて、大会ホームページのバナーなどで見かけて気になっていた人も多いのではないだろうか?

今年4月にアメリカ・カリフォルニア州で行われた 70.3オーシャンサイド大会。フィニッシュテープやゲートにはメインスポンサーを表す大きなロゴが目立っていた © Donald Miralle/IRONMAN

一方で、先日6月25日にドイツで行われたチャレンジ・ロートでは、母国のメジャーブランドである “ERDINGER(エルディンガー)” のノンアルビールが、エキスポ会場などで大盤振る舞いされていた。
さらには、レース前に行われたのプロ選手の会見中に、パトリック・ランゲが瓶を片手にグビッと行っていて、まわりをザワつかせていた(?)エピソードも。
このように近年、特にアスリートを意識したノンアルビール展開は、各国でもトレンドになっているのかもしれない。

「パトリック、大丈夫なの?」というMCの問いかけけに、『心配しないでください。(アルコール)入ってませんよ』とニヤリ

さて話をもとに戻すと、このアスレティック・ブルーイングはアスリートの運動後のリフレッシュはもちろん、一家団らんディナーのお供など、アメリカ発のスタイリッシュなオフタイム飲料として認知され始めているべバレッジだ。
商品のプロモーションにはアメリカのトップトライアスリート、サム・ロングなどが登場し、まさにアスレティック色豊かなご褒美ビアーといえる。

2022年アイアンマン世界選手権(ハワイ島コナ)のエキスポ会場でもブース展開していた

ただ、最初にお断りしておかなければいけないのが、この飲料はアメリカ基準の製品なのでノンアルコールといいながら各商品0.5%以下のアルコール含有がある点。そして日本ではまだ展開していないという2点だ。
「それじゃあ、意味ないじゃないか!」とお叱りを受けそうだが、もし海外レースでのエキスポ会場や、スーパーの買い物時などでチャンスがあればぜひとも試しほしいとの想いで紹介させていただきたい。

商品名のようにアクティブで健康的な生活に合う、本格的なノンアルコール・ビール。その両方を目標に2021年に誕生したという ATHLETIC BREWING は、創業者のフィットネスを欠かさないライフスタイルの中から生み出されたという。

ビールと同じ醸造行程を踏んで生産し、ラガー、ゴールデンエール、IPA、ライト(ローカロリー)など商品バリエーションは驚くほど豊富。さらにはシーズン限定モデルも順次開発されているとのこと。
実際に試飲(写真のゴールデン)してみると、クラフトビール特有の味の深み、そして爽やかなのど越しを実感。本当にノンアル(0.5%未満ではあるが)なの? と思ってしまうテイストだった。

ちなみに、このアスレティック・ブルーイング商品の売上の2%は、世界規模でのトレイルの保護や環境浄化プロジェクトに寄付されているという。
とにかくチャンスがあれば一度試していただきたいノンアルビールだ!
>> ATHLETIC BREWING のホームページ ※リンク

【アイアンマン・ハワイのエキスポ風景】

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