ワールドチャンピオンシップが帰ってきた! アイアンマン70.3世界選手権が開催

     9月18日(土)にアメリカ・ユタ州南西部のセントジョージでアイアンマン70.3世界選手権が実施された。当初予定していた2日間開催から9月18日のみの開催となった同大会。これは、いまだ世界的な終息の見通しが立たないコロナウィルス感染の影響により、主には出場資格をもった各国エイジグループの選手たちの海外渡航が困難な状況を考慮しての変更だった。それでも今回、85を超える国・地域から3,000人を超えるアスリートが参加。世界中で45大会開催され、のべ5万人以上が参加した予選レースで資格を得た精鋭たちの共演が、2年ぶりに帰ってきた。
     プロカテゴリーのレースの詳細は、おなじみのアイアンマン・ライブ(フェイスブック・ウォッチ)で視聴できるので下記にてチェックしよう。
    https://www.facebook.com/IRONMANnow

    左から男子プロ2位のサム・ロング(アメリカ)、優勝のイデン、3位に入ったダニエル・ベェケゴード(デンマーク)

     午前7時(日本時刻22:00)にスタートしたプロ男子の勝者は、2019年にフランス・ニースで開催された70.3世界選手権覇者で、ディフェンディングチャンピオンとなるグズタフ・イデン(ノルウェー)が連覇。序盤、ライバルたちと接戦になったバイク途中から首位に立ち、ランラップも奪って連覇を果たした。
    「スイムをトップから約1分遅れでフィニッシュしたことは分かっていたので、バイクはとにかくプッシュし続けたよ(笑)。世界チャンピオンの座を守れてスーパーハッピーだね」とイデン。今夏の東京オリンピックにも出場し(8位)、51.5kmからミドルディスタンスまで圧倒的スピードを誇るイデンの今後に注目が集まるだろう。
     なお同じノルウェー代表として東京五輪男子トライアスロンを制したクリスティアン・ブルンメンフェルトは、スイムを4位で終えるもバイクで徐々に後退(プロ男子・バイクラップ30位)。ランでは粘りを見せるものの26位に終わっている。来年2月に予定されているアイアンマン世界選手権への動向が気になるところだ。

    表彰台で喜びを爆発させるチャールズ-バークレイ(右)と2位のジニー・メツラー(南アフリカ)

     続く10分後(日本時刻22:10)に行われたプロ女子は、スイムから後続を引き離したルーシー・チャールズ-バークレイ(イギリス)が、「スタートからハードに飛ばした。本当に信じられないほどパーフェクトなレースでした」とバイク、ランラップともトップを奪い、2位に8分以上の差をつけ圧勝。2021年のアイアンマン70.3欧州選手権(6月27日)も制しており、向かうところ敵なしのイメージを印象づけている。
     また、こちらも東京オリンピックに出場し、注目を集めていたひとりであるテイラー・ニブ(アメリカ)が3位に入り、今後のミドルディスタンス〜アイアンマンへの可能性を感じさせた。

    70.3世界選手権5回、そしてフルディスタンスのアイアンマン世界選手権を4度制しているダニエラ・リフ(スイス)。チャールズ-バークレイとの一騎打も期待されていたが結果は11位に。8月のコリンズ・カップ(スロバキア)でも精彩を欠いたが、来シーズンは巻き返してくれるだろう

    <男子プロ上位> 
    1 グスタフ・イデン(ノルウェー)   3:37:13
    2 サム・ロング(アメリカ)      3:41:09
    3 ダニエル・ベェケゴード(デンマーク)3:42:24
    <女子プロ上位>
    1 ルーシー・チャールズ-バークレイ(イギリス)4:00:20
    2 ジニー・メツラー(南アフリカ)  4:08:39
    3 テイラー・ニブ(アメリカ)    4:08:50

    プロカテゴリーのあとは3,000人の選ばれしエイジグルーパーがスタート

    グランドキャニオンからすぐ北に位置するセントジョージのコースはコナとはまた違ったスケール感&趣を見せる

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