アイアンマン世界選手権の2022年予定を変更。2月5日⇒5月7日ユタ州へ。10月はコナで2日間開催

IRONMAN

新型コロナウイルスの影響で2020年、2021年と実施が見送られているアイアンマン世界選手権。先月、アイアンマン主催者は2022年は2月5日、そして通年通り10月の2度開催すると発表していたが、その予定を変更する。

まず、2月5日の大会。今年10月に予定されていたレースをスライドさせて行うとアナウンスしていたが、それを2022年5月7日にアメリカ・ユタ州セントジョージへと開催地も含めて変更する。アイアンマンの聖地ともいえるハワイ島コナから舞台が変わるという点では賛否があるだろうが、これはハワイでのコロナウイルスの影響が長引き、来年2月の開催準備が困難という状況からの決断といえる。

また、セントジョージでは周知のとおり今月の9月18日にアイアンマン70.3選手権開催を成功させており、プロ選手を含む3,000人超のアスリートの受け入れが実現している点が大きいだろう。

グランドキャニオンから北に位置するセントジョージのバイクコースは、ハワイとはまた違った大陸的なスケールを見せてくれる

一方、2022年10月に予定しているアイアンマン世界選手権は6日にプロ女子、8日にプロ男子のレースを実施。これまで70.3世界選手権では2日間の開催形式をとっていたが、アイアンマン世界選手権もそのスタイルを踏襲する。
これらの変更は、2020年からレース出場の機会を得られていないトライアスリート(権利獲得者)たちの舞台を考慮してのものともいえる。気になるエイジグループのレース詳細は、近日中に出場予定選手たちへ案内されるとのことだ。以上を整理すると、

・2021アイアンマン世界選手権 ⇒ 2022年5月7日にユタ州セントジョージで開催
・2022アイアンマン世界選手権 ⇒ 2022年10月6日、8日にハワイ州ハワイ島コナで開催(2日間)

となる。少し変則的かもしれないが、アイアンマン世界選手権初の2日開催など、長引くコロナ禍から生まれたニューノーマル、新たなスケジュールに期待しよう。

関連記事一覧

おすすめ記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

過去の記事ランキング

  1. 1

    アイアンマン ジャパン みなみ北海道。2024年9月15日(日)開催を目指し実行委員会が立ち上がる / 日本にフルディスタンスのアイアンマンが帰ってくる!

  2. 2

    クリスティアン・ブルンメンフェルト アイアンマン・7時間21分12秒の衝撃 / 世界記録を更新

  3. 3

    ブルンメンフェルトの強さ&速さの秘密とは?【前篇】/宮塚英也のトライアスロン“EYE” 〜トライアスロン・トレーニングの鉄則〜

  4. 4

    最速TTバイク/五輪を制した “サーヴェロ・P5” を検証する

  5. 5

    2023年のアイアンマン・ハワイも2日開催に。シリーズ全17大会で女性スロットを拡充

  6. 6

    トライアスリートのためのツール・ド・フランス特集2020 速攻TTバイクリポート

  7. 7

    フェルトの新型トライアスロンバイク 2022年の注目モデルをチェック

  8. 8

    2025年アイアンマン世界選手権ニースは 9月14日、ハワイは10月11日に開催。 来月にはアイアンマン・プロシリーズの最終戦が実施される

  9. 9

    アイアンマン ジャパン みなみ北海道 の2024年9月15日開催が正式にアナウンス / エントリーは12月19日の午前9時よりスタート!

  10. 10

    ブルンメンフェルトの強さ&速さの秘密とは?【後編】/宮塚英也のトライアスロン“EYE”  〜クリスティアンのトレーニグ改革〜

おすすめ記事
過去の記事
  1. 【ワールドトライアスロン・チャンピオンシップシリーズ横浜】エリート・大会フォトギャラリー  〜 Harry’s Shots 2025 〜

  2. 宮塚英也のトライアスロン“EYE”/ ますます高速化するアイアンマン。最速ライディングフォーム&走りを解析する

  3. アイアンマン世界選手権2023・ニース大会。そのレースプロフィールに迫る ①

  1. コリンズ・カップはトライアスロンの新たな歴史を刻んだか?

  2. ツール・ド・フランス 2021に見る東京五輪を走るバイク③ 〜アレックス・イー編〜

  3. 賞金総額1億3,500万円! PTOカナディアン・オープンがいよいよ開催

TOP
CLOSE