5月7日にアメリカ・ユタ州セントジョージでいよいよアイアンマン・ワールドチャンピオンシップが行われる。
周知のとおり、ハワイのアイアンマンがコロナ禍により2年間行われず、2022シーズンは、昨年キャセルされた2021年世界選手権の位置づけでセントジョージ、そして10月6日、8日にハワイで2日間開催される。まさに新型コロナウィルスの影響を受けた特例シーズンといえ、セントジョージでは最初で最後の IRONMAN World Championship となるだろう。
TRIATHLON LIFE ではこのレースを徹底特集。現地からのリポートはもちろん、レースウィークの模様やエイジ参加者の声&視点、さらには注目選手たちの事前紹介などをお届していく予定だ。
まずはその第1弾として、今回の男女プロ出場者リストを紹介しよう。
【プロ女子のポイント】
2019年のハワイを制したアン・ハウグ(上のタイトル写真)、これまで4度世界チャンピオンに輝いているダニエラ・リフ(スイス/写真下・左)、そして 今年3月に行われたアイアンマン70.3ドバイ で3時間53分03秒という史上最速タイムを叩き出し、今も最も勢いがあるといえるローラ・フィリップ(ドイツ/同右)を中心にレースは展開するだろう。
さらには、セントジョージの前哨戦のひとつ、アイアンマン70.3ランサローテ を制したカタリナ・マシューズ(イギリス/写真下)、アメリカの期待を背負うヘザー・ジャクソンなどレベルの高い争いになることは必至だ。
なお昨シーズンのメジャーレース・タイトルを独占したといっていいルーシー・チャールズ-バークレー(イギリス)は故障によりキャンセルとなっている。
《プロ女子出場者リスト》
【プロ男子のポイント】
ディフェンディング・チャンピオンとなるヤーン・フロデノ(ドイツ)が足のケガのため直前でキャンセルを発表したものの、下記リストをご覧のとおりチャンピオンシップに相応しい豪華なメンバーがラインアップ。
昨年9月、同じ地(セントジョージ)で行われた アイアンマン70.3世界選手権 を制したグスタフ・イデン(ノルウェー/写真下・中央)、同2位に入ったサム・ロング(アメリカ・同左)、同3位のダニエル・ベケゴー(デンマーク・同右)、そしてセントジョージ前哨戦のひとつ、今年4月に行われた アイアンマン70.3オーシャンサイド(アメリカ・カリフォルニア)で史上希に見る激しいデッドヒートを見せ2位を獲得したライオネル・サンダース(下のバイク写真)などが主役を演じるだろう。
また2014年ハワイ優勝、2019年同3位で、2023年に引退を表明しているセバスチャン・キーンレ(写真下・右)も、久々となるフルディスタンスのアイアンマンに期するものがあるだろう。
さらには2度のオリンピックチャンピオンのアリスター・ブラウンリー(イギリス/写真下・左)、そして東京五輪チャンピオン、アイアンマン世界選手権初チャレンジとなるクリスティアン・ブルンメンフェルト(ノルウェー/同右)がどのようなパフォーマンスを見せるのか? 興味は尽きない。
>> IRONMAN World Championship セントジョージ大会特集 ※リンク
《男子出場リスト》