TDFではスタート前の各チーム&選手・スタッフたちの待機エリアをレースパドックと呼ぶ。
選手が一斉にスタートする通常ステージとは違い、ライダーが時差でスタートしていく(長時間に渡る)個人TTでは、ふだんのパドックとはまた少し違った光景を見ることができる。
これらの写真はユンボ・ヴィスマのレースパドック。大型チームバスの横に日よけを設置し、選手がウォーミングアップしやすいようにするのはいつものことだが、個人TTでは選手たちのパドックの出入りが長時間に渡るので、空調の効いた待機用の簡易テントを導入している。(写真下)
このように、レース前には各チームがそれぞれの工夫、特別な装備(アイスベスト装着など)を取り入れているケースは多い。
激しく、厳しいレースだけに、こういったバックヤードにも様々な技術が導入されているわけだ。
黄色いバーテープが巻かれているバイク(右)はヴィンゲゴーのエアロロードバイクS5 だ