1980年代中盤から2002年の現役引退まで日本トライアスロン界のトップを走り続け、アイアンマン・ハワイ(アイアンマン世界選手権)で2度トップ10入りするなど世界を舞台に活躍した宮塚英也。その卓越したトレーニング理論と分析力、そしてコーチング実績を活かし選手時代に設立したトライアスロンブランド“BOULDER”から新たなオープンウォーター(OW)用スイムゴーグルが発売された。
特長はレースでの使用を想定した機能とデザイン。特筆すべきはやはり視認性で、大きめのレンズがアスリートに安心の視界とフィット感を約束してくれる。ただ視界を確保するだけならばデザインは大きいに越したことはない。しかしレースでの取り扱いやすさやフィット感を考えるとコンパクトさも捨てがたいところだ。その視点でも、このゴーグルはバランスのとれたシェイプが魅力的。トライアスリートに映えるスマートなモデルといえるだろう。
<写真左/ミラーレンズタイプ>アロパホUVミラーイエロー:3,960円(税込)※ほか2タイプあり
<写真右/ノーマルレンズタイプ>ガンバレル/グレー:2,970円(税込)※ほか2タイプあり
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OWでの安心感がアドバンテージを生む
では実際の使用感はどうなのか? 3月27日に神奈川県鎌倉市で実施されたイベントの参加者に聞いてみた。
<筒井貴之さん/トライアスロン歴8年>
ミラーレンズタイプ、クリア(写真はスモーク)レンズタイプの両方を試しました。個人的な好みはクリアタイプ。視界がより広く感じられて使いやすかったです。OWが舞台のレースでは視認性が一番大事だと思っているので、かなり気に入りましたね。
これまでのレースでも比較的大きめのモデルを利用していたのですが、それを上回る見やすさでした。
<尾崎恵子さん/トライアスロン歴7年>
海だったのでミラータイプを使用しました。普段使っているものと比べてサイドの部分まで視界が広くとれて圧迫感がなかったです。今日はそれほど強くなかったのですが、日差しもしっかりガードしてくれて安心感があって泳ぎやすかったですね。バンドのホールド性は引っかかりがよくて、締め付けが私にはちょうど合っていました。太めと細めの2本のストラップ(ミラータイプ)のバランスがうまく滑りを止めているのか、フィット感が高く水が(レンズ内に)入ってくるんじゃないかという不安もなかったです。
【OWでの操作性を動画でチェック】
(写真上)“BOULDER”のマークがトライアスロン仕様を強調
(写真下)ボタンを押して長さ調節が可能なフィッティング機能は慣れれば非常に便利。【写真下左】ミラーレンズモデル 【写真下右】ノーマルレンズモデル
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ボタン式のユニークなデザインのアジャスターを採用し、フィッティングの強弱はワンタッチで調節可能。トレーニング中は緩めに、レースではしっかりとホールドさせるなどフレキシブルな操作性も魅力的だったようだ。
スイムゴーグルはレース時のスタートダッシュに重要な役割を担うグッズ。2021年シーズンの開幕を目前に、“目元のアイテム”をリニューアルするのもいいだろう。
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